年を越したけど

夏の花のマリーゴールドオシロイバナが、我が家の庭で年を越すことができた。

凄いなあと思っていたら、数日前の寒波でだめになってしまった。

 

美容室で毛染めをしている私は、プラス15歳ほどの酷い老け顔で鏡に映っていた。

はあとため息一つ。シャンプー、ブローを終えれば元の私。

いつも眺めている家の洗面所の鏡が、私を一番よく見せてくれる。

その場所での私が好き。(普段つけている眼鏡をここではしていない)

でも、ショッピングモールの中の所々にある鏡は、違う。

私じゃないと、いつも思う。

”あなたは誰?” わかっている。客観視した私だって。

老いについていけない私がいる。

 

オシロイバナのしおれ具合に私が重なる。また、ため息が出てしまう。

そんな私もまた一つ年を取る。

小学校の指導要綱かなんかに、思考力、判断力、表現力を付けるとあった。

私の中にはほとんどないものばかり。

最近は眠りも浅いし、唯一残っている力としたら食だけかもしれない。

誕生日にはお肉を食べよう。少し飲めるビールも飲もう。

のんびり乾杯しよう。