白色夕顔は、どこへ。その2
もう、養えないかもしれない。
最低気温がぐっと下がった朝。
ひんやりと気持ち良いので、起床と同時にベランダへ出る。
先端が空中をさまよっている夕顔もどきを観察すると、
3cmほどの細い青虫を発見する。もしかしてと、
急いで庭へ出て、夕顔もどきをよく見ると今年もあいつがいた。
去年、白色夕顔にたくさんついていたクロメンガタスズメ(ガ)の幼虫。
人の中指ほどの大きさのものが2匹確認できた。
やはり、夕顔もどきは白色夕顔のDNAを持っているのだろう。
庭の他の植物には目もくれず幼虫は、夕顔もどきの葉を食べる。
しかし、ここで問題が起きる。
夕顔もどきの葉は白色夕顔の葉と比べて小さい。
3分に1から4分の1ほどの大きさなので、
食欲旺盛な幼虫のための葉が足りなくなりそう。
幼虫を見てから4~5日しかたってなのに、
今現在、全体の7割ぐらいの葉が無くなっている。
きっと、2匹どころか見えないところでもっとたくさん潜んでいるのだろう。
先端の青虫も、クロメン~~だろう。
クロメン~~は、とても行儀よく丁寧に葉を食べきる。
幼虫は、夕顔もどきの葉を食べつくして、さなぎへとなれるのか?
光合成のできなくなった夕顔もどきが先に枯れてしまうのか?
どうなるのだろう。