ケーキを欲しがる女2

翌日女は男に言う。

「なぜ、私のために小さなケーキを買うことができないの」と。

男は「ごめん」と。

そこで女は、今日買ってきてくれるのではと期待する。

しかし、ケーキは無い。

女はがっかりする。今日も女は泣けてくる。

女は矛先を変え、娘にメールをする。

「誰もおめでとうを言ってくれない。だから、プレゼントをくれ」と。

朝刊の折り込み広告に入っていた電子辞書が良かったのでそれを買ってと、頼む。

2~3通のメールのやり取りの後で落ち着いた女は、やはりいらないと断った。

でも、泣けてくる。