年を越したけど

夏の花のマリーゴールドオシロイバナが、我が家の庭で年を越すことができた。

凄いなあと思っていたら、数日前の寒波でだめになってしまった。

 

美容室で毛染めをしている私は、プラス15歳ほどの酷い老け顔で鏡に映っていた。

はあとため息一つ。シャンプー、ブローを終えれば元の私。

いつも眺めている家の洗面所の鏡が、私を一番よく見せてくれる。

その場所での私が好き。(普段つけている眼鏡をここではしていない)

でも、ショッピングモールの中の所々にある鏡は、違う。

私じゃないと、いつも思う。

”あなたは誰?” わかっている。客観視した私だって。

老いについていけない私がいる。

 

オシロイバナのしおれ具合に私が重なる。また、ため息が出てしまう。

そんな私もまた一つ年を取る。

小学校の指導要綱かなんかに、思考力、判断力、表現力を付けるとあった。

私の中にはほとんどないものばかり。

最近は眠りも浅いし、唯一残っている力としたら食だけかもしれない。

誕生日にはお肉を食べよう。少し飲めるビールも飲もう。

のんびり乾杯しよう。

 

 

 

 

発音、発声

私は好きでも嫌いでもない芸人さん。

はっきり言葉が聞き取れなくて、面白いことを言っているんだろうが、

ちっとも伝わってこない。

これは私の耳の問題で、加齢のせいかなと思っていた。

ところが娘夫婦も、何を言っているのかわからないと言う。

芸人さんは交通事故を起こしていて、その時の後遺症なのかな。

生放送は無理でも、それ以外の時は字幕を入れてくれたら良いのになあ。

周りの方は、発音発声のレッスンを進めることは出来ないのかなあ。

きっと面白い話なのに、それがうまく伝わらないなんてねえ。

ざんねん。大きいものさんなのにねえ。

寝かせてください

「寝かせてください もう少し」

最近カラオケを始めた私。

定番曲は、氷雨

毎日のように朝早くに私を起こしてくれるゆきちゃん。

私は6時に起きたいのに、ゆきちゃんは5時から5時半にかけて

大きな声で騒ぎご飯を要求する。

寝る前にカリカリやおやつをあげても効果なし。

なので、氷雨の替え歌が頭の中でぐるぐるしちゃう。

「寝かせてください もう少し

夕べもあまりよく眠れなかったから

眠気心誘うこんな朝、あなた静かにしてね」

50過ぎごろから、睡眠に問題が発生。

寝つきが悪いことに加えて途中覚醒、だから、6時までそっとしてほしい。

そんなゆきちゃんにお薬を飲ませなければならなくなった。

何度目かの薬の時、口を大きく開けさせのどのほうへ錠剤を投入。

すぐに口を閉じ吐き出さないようにしばらく口を押える。

もう大丈夫と思い放したら、口から薬をポンと吐く。

投薬失敗と思ったら、落ちた薬をペロンとなめゴクリとした。

いつもそうやってくれたらいいのになあ~としみじみ思った。

13歳のゆきちゃん、どうしたらお寝坊さんになってくれるかな?

 

私のもう一つの定番曲は、タッチ。

楽しそうなリズムとちょっと悲しめの歌詞が好き。

でも、誰にも聞かせられません。

 

 

 

気持ち悪いって

時期が過ぎていたのは何となく感じていたが、種から育てたミニトマト

すべて処分することがなかなかできなかった。

まだ、花も青い実もたくさんつけていたが、もうおいしい実は無理と終わりに。

プランター植えは一足先に片づけたが、地植えのものは茎も太く立派に育っていて

抜くことをためらわさせていた。

ごめんねと抜いている横で、夫の植えた白花ゆうがおが元気にしている。

いつから咲き出したかは定かではないが、毎夕方になると15cmほどの大輪の

白い清楚な花を咲かせている。毎日10個以上の花を見せてくれている。

そのゆうがおを見ていたら、親指の太さほどで長さは10cmくらいの芋虫を発見。

全体が黄色で緑のラインが斜めに入っている。一瞬驚いたがまあまあかわいい。

調べてみると、クロメンガスズメ(ガ)の幼虫だった。よく周りを見てみると、

ツルと同じような色になっている幼虫もいた。この幼虫はそれから地中に潜り

さなぎへなるという。日本ではあまり被害はないようだが、海外では農作物に

深刻な被害が出ているそうだ。我が家の被害は白花ゆうがおの葉がたくさん

食べられていたことかな。たぶん、それだけだと思う。

黄色1匹と地味な色4匹をバケツに入れ、夫の帰宅を待った。

一目見た夫は、「気持ち悪い」って。その一言で芋虫への気持ちが無くなった私。

この芋虫どうしよう?

ごめんなさい。芋虫は抜いたミニトマトの袋の中へ入れ翌日ごみ収集場へと向かった。

 

感想は不愛想

春ごろに調理鍋を買うか旅へ出かけるかと悩んでいたが、

Sランクの宿に(ランクは旅行会社が決めたものでSランクは最上級)、

2連泊する旅が勝ってしまった。

山奥にあるその宿は、部屋がとても綺麗で広くゆったり過ごすことができた。

私が今までに宿泊した中では一番に広いかな。でも、

部屋へ入ってすぐにトイレへ行こうとしたら、引き戸の扉が開かず、

一階へ降りてそちらのトイレを使用する。

また、二日目に帰ると入り口の扉が開かず、ドアノブをガチャガチャと上下させ

強引に押すと開けることができた。

冷蔵庫の前のフローリングは、四半世紀前に建てた我が家でさえも出さない

大きなギシギシと言う軋み音を立てた。

そこは洗面所への通過地点であり、さらにその奥にトイレがあり、

滞在中何度も騒がしくしてくれた。

どうして修理しないのだろう。Sランクだよねえ。

食事は品数があったが味は普通かな(私の舌の衰えのせいかもしれないが)。

地元のブランド牛が一日目はしゃぶしゃぶ、二日目はすき焼きとして出てきて

その牛肉はとても美味しかった。私は肉が大好きなのよね。

その食事時に、従業員の方が食べ終えたお皿を片付けようとして、

夫のすき焼き用の生卵の入った皿をひっくり返してしまった。

夫の浴衣、丹前まで汚れた。「申し訳ありません」と言うが、

その向こうの小さな子連れのテーブルでも皿がひっくり返るような音がして、

「あらあら、あっちでもこっちでも」とその従業員は言った。

あっちはどうでもよいが、こっちはあなたが原因ですから。

この言い方だと夫が悪いみたい。仮に夫が悪くともその言い方はどうだろう。

そんなこんながあり、このお宿は旅行前の私の期待を見事に裏切ってしまった。

でも、クレームなんて入れてない。

本当にがっかりしたのは、従業員の不愛想だったから。

もしかして、ブラック企業で皆さんお疲れなのかもしれないし、

Sランクの宿は、笑顔を見せてはいけないのかもしれないしね。

しかし、今度は私に笑顔を頂戴ね。

 

 

 

 

 

 

 

困ったDくん

単位認定試験が終わり、ちょっと嫌な行事(わたしにとって)が終わり、

ホッとしているところだが、やらなくてはいけない事がある。

それは、これから8月前半にかけて、家全体を綺麗にすること。

断捨離をして、物を減らし、すっきりとした生活を望む私。

そして、それができない夫。いつもいつも探し物をする夫。

先日の燃せないゴミの日に、私が以前使っていた物を出したのに対して、

とても不満顔の夫。そうなると思って黙って出したのだが。

何故、使わないものについて執着を持ってしまうのか。

そしてそれが私個人のものについても。

理由があり、家のなかでの大きな移動が必要になった。

それに向けて物を減らし、掃除のしやすい家にしたい。

物を減らすことによって、探し物は減ると思うが理解できない夫。

TVで家のダイエットを放送しているが、我が家もあのようにしたいよ。

ねえ、夫さん、想像してご覧。毎日毎日探し物をしなくてよいことを。

きっと、すっきり、気持ちよくなると思うよ。

 

ところで我が家のDくん、このところ調子が悪いのよねえ。

微細な粒子を取ることが得意で、吸引力が強いのよ。

強弱の切り替えがあるが強は私の力では操作不能で、

弱で使っても、私をよく腰痛にしてくれた。だから、毎日は使えない。

でも、腰痛にならない為に、インナーマッスルを鍛えるストレッチをしているので

少しは腰痛の改善ができている。

そのDくん、電源がよく切れるようなっちゃったのよねえ。

考えられる原因に対応したけどだめだった。

腰痛を引き起こすものに修理費を出すのは絶対に嫌だと思っていたが、

先ほど確認するとまだ保証期間内みたい。

掃除に絶対必要なのにねえ。しばし、留守にするんだね。

今度は吸引力を弱と微弱にして貰いたい。

出来るかなあ?できないだろうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美味しかった

なぜ食べたいと思ったのか?

たぶん、テレビの旅番組で誰かがおいしそうに食べているのを見て、

「そういえば、私はまだ専門店で食べたことがない、行ってみたい」

と、なったのだろう。

たまたま帰省中の子供も誘い、私、夫と三人で鰻屋さんや出かけた。

あらかじめネットで調べておいた一番のお店には予約客のみと表示があり、

二番のお店で食べることになった。

焼きたての鰻がこんなにやわらかいなんて初めて知った。

泥臭さもなく、甘辛のたれも丁度良くとても満足いく味だった。

子供がお勘定を済ませてくれて、満足感がさらにアップ。

鰻に対してちょっと悪いイメージを持っていたが、なくなった。

そのうちまた行こう。今度はきちんと予約して一番のお店へ。

まあ、私のそのうちは随分先のことと思うが。